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一般社団法人
日本スリランカ友好親善協会
活動記録
1994年の発足以前から、当協会は、スリランカの人々との交流支援活動を続けてきました。
消防車の寄贈
1991年、スリランカへの工場進出を計画してマータレ市を訪れた、株式会社河上の代表取締役(当時)・河上浩氏が、救急車両の不足に困る現地の声を聞き、玉川町に相談。
それを受け、1992年2月当時、玉川町で所有していた消防車両2台を、町からマータレ市へと寄贈しました。
協会発足のきっかけとなる、最初の活動です。
コミュニティセンターの建設
1995年7月、協会員内外から得た特別募金により、マータレー市のアルヴィハーラ寺院前に「玉川・アルヴィハーラ・コミュニティセンター(Tamagawa Aluvihare Community Center)」を建設しました。
宿泊施設、保健施設、図書館、幼稚園などを兼ねた同センターは、マータレー市の方々に大変喜ばれ、おおいに活用されています。
物的支援
私たちは、マータレー市とのやり取りを通して必要な物資を考え、さまざまなものを寄贈してきました。
発電機2台、ミニバイク2台、自転車6台をはじめとして、国立病院にはタオルを、玉川・アルヴィハーラ・コミュニティセンター内の保健施設には医療器具を贈りました。
孤児院での井戸掘り
1997年当時、スリランカでは上水道がほとんど整備されておらず、多くが井戸頼みでした。マータレー市内の孤児院「ブッディスト・ボーイズ・ホーム」もそのひとつで、私たちは子供たちのよりよい環境のため、機材を持ち込んでの井戸掘りに取り組みました。
衛生的な新しい井戸の完成に、エルヴィア・アルヴィス院長(当時)も「一つの井戸では水が足りなかった。ありがたい」と喜んでくれました。
教育支援と職業訓練
物的支援だけでなく、ソフト面での支援も行っています。
交流開始当時、スリランカでは高等教育の機会均等はなく、仕事を持たない大人も少なくありませんでした。そこで奨学金や里親制度の整備を図ったり、主要産業である縫製の訓練用のミシンを贈り、職業訓練につなげたりしています。
互いに学び合うために
2020年、世界を新型コロナウイルス感染症が襲いました。
国をまたいだ移動が制限される中、私たちはインターネットによるテレビ会議システムを用い、子供たち同士の交流を実現しました。
“困難の中でも自身を閉ざさず、積極的に関わりを持とうとすることで、新たな学びが得られるのだと知ってほしい――”
そんな思いも込めながら、マータレー市のウエラパラクラマ・セカンダリースクールと、アメリカ合衆国のハイアワタ・アカデミーズ、そして今治市立玉川中学校の間で、友好校協定を結びました。