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奈良原さんと共生を考える会
その他の民話や伝説
~民話~
・山伏による奈良原神社移設の民話
もともと“古権現”という峰にあった“奈良原の社”を、ある山伏が背負って現在の楢原山の山頂へと移設したという民話。「もしかして運ばれた“社”は、国宝の銅宝塔なのでは?」と研究者の興味を引いているお話。
・「仏ヶ峠とのまずの水」の民話
昔、楢原山の寺と別当・光林寺の間を行き来していた山伏が、この峠の谷水で腹痛を起こして亡くなった。それ以来、峠の名前は“仏ヶ峠”となり、この谷水は誰にも飲まれなくなったという民話。
・「“奈良原さん”と牛」の民話
昔、都から落ち延びてきた“奈良原さん”が敵に追い詰められ、乗ってきた牛の綱を投げ捨てて山中に逃げ出した。その綱を投げた場所を「綱投(つななぎ)」と呼び、解き放たれた牛が“奈良原さん”を慕って向かいの山を登った時、その足跡がついた岩を「牛のひづめのある石」と呼ぶようになったという民話。
この“奈良原さん”を長慶天皇として伝える話も残っている。
~伝説~
・役行者による開山伝説
689年、伊予国司・小千宿禰玉興が、大和葛城山より、修験道の開祖といわれる役行者(役小角)を迎えて開山したという伝説。
・空海の修行伝説
唐から戻った弘法大師・空海が、楢原山とその別当・光林寺を訪れて修行を重ねたという伝説。
・光範上人の雨乞い伝説
江戸時代、玉川のえらいお坊さんである光範上人が、日照りの年に楢原山で雨乞いをし、ふもとの川が渡れなくなるほどの大雨が降ったという伝説。
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