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自然環境についての研究

古くから信仰の山とされてきた楢原山の山頂付近には、今でも豊かな自然林が残されています。

奈良原神社の参道周辺だけでも、確認できた樹木の種類は80種、周辺地を含めた植物の種類は158科1435種を数えるそうです(それぞれ下記論文『楢原山の樹木』および『楢原山とその周辺の植物』より)。

また、その自然林を住処として、特有の昆虫が生息しているとの調査結果も報告されています。

平成7年の調査では「植物の垂直分布の観点からみると、普通この高度では見られないブナ帯を有する特異的な山」と評されました。

ありふれたように見える山でも、よく見れば​、めずらしいものや貴重なものにあふれているのです。

研究論文一覧(当会で把握できたもののみです。他にご存知の方は、ぜひご連絡ください)

◆山本四郎「玉川町奥地の植物」『玉川町の研究 奥地の自然と人文について』今治明徳学園学術調査団、1969

◆楠博幸・桑田一男「玉川町奥地部の昆虫」『玉川町の研究 奥地の自然と人文について』今治明徳学園学術調査団、1969

​◆浮穴政成「玉川町の植物目録と万葉植物」1995

◆愛媛の山と植物(調査会)『楢原山とその周辺の植物』愛媛県越智郡玉川町、1996

​◆奈良原さんの自然を育む会編『楢原山の樹木』奈良原さんの自然を育む会、2008

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